ネットニュースなどで「SIMロック」という単語を耳にしたことはないでしょうか?
今回はSIMロックがとは何なのか?解除の方法についてもご紹介いたします。
SIMロックとは?
そもそもSIMロックとは?なんのためにかけられているのか?についてご説明します。
購入したキャリア以外では通信できない
SIMロックとはスマートフォンに他キャリアのSIMを挿しても通信ができないようにするためのロックです。
機種代金の未払い防止や端末の詐欺・転売などを防止などを理由に大手キャリアなどはSIMロックをかけてきました。
2015年以降の端末は解除できる
SIMロック自体は2015年5月以降に発売された端末であれば一定の条件を満たせば解除できます。
iPhoneであれば6s以降の機種であれば可能です。
逆に言ってしまうとそれ以前の機種は解除ができないため、購入する場合は注意が必要です。
2021年10月以降はSIMロックは禁止に
このようにSIMロックについてはキャリアで購入した場合必ずかかった状態になっていましたが、総務省がユーザーの利便性向上と競争の健全化を目的に2021年10月以降に販売した端末に関してはSIMロックがかかっていない状態で購入することが出来るようになりました。
そのため先駆けとしてiPhone13シリーズなどはSIMロックがかかっていない状態で販売されています。
SIMロックを解除すると
それではSIMロックを解除するとどのようなメリットがあるのでしょうか?解説していきます。
他社キャリアのSIMでも通信できる
まず大きなメリットとして、すべてのキャリアでの通信が可能になる点です。
これによって通信会社を乗り換えてもそのまま端末を使う事が出来ますので新しい端末を用意する必要が無くなります。
売却価格が上がる
続いて売却価格が上がる点です。
SIMロック解除されている端末の方が解除されていない端末よりも高値で売れるケースが多いため、端末を手放す際はSIMロック解除しておくと良いかと思います。
Androidの場合、注意が必要
ここまでSIMロック解除するとどのキャリアでも使用できると申し上げましたが実はAndroid端末の場合は注意が必要です。
大手キャリアで販売されるAndroid端末に関しては「バンド制限」という他社の使用する周波数に対応していない機種が多いため、SIMロック解除したとしても通信出来なかったり、通信できる場所が限られたりするため注意が必要です。
もし使用される場合はあらかじめ周波数が対応しているか確認することをおすすめします。
SIMロックの解除方法
上記のようにSIMロック解除をするメリットはかなり大きいです。
そこで、SIMロック解除の手続きはどうすればできるのか?について解説していきます。
※楽天モバイルに関してはすべての端末がSIMロックがかかっていないため、手続き不要です。
店頭で行う
まず、一番簡単なのは各キャリアのショップに持ち込み手続きを行う方法です。
解除したい端末と身分証明書があれば契約が無くても即日行う事が出来ます。
ただし事務手数料3300円が発生しますので注意が必要です。
電話で行う
ドコモの場合は契約者本人で購入履歴がある場合に限り電話でのSIMロック解除が可能となっています。
こちらも事務手数料3300円が発生します。
ウエブ上で行う
最後のご紹介するのがウエブ上でのSIMロック解除です。
この方法であれば無料で行う事が出来ますので費用を抑えたいという方はこの方法をおすすめします。
手続きとしては各キャリアごとのアカウントにログイン(持っていない場合は新規作成)し、SIMロック解除の手続きを行います。
ソフトバンクに関しては少し方法が複雑ですのでこちらをご覧いただくとわかりやすいです。
まとめ
今回はSIMロックについて解説させていただきました。
現在新品で販売中の機種や、今後登場するiPhone15シリーズなどにかかっていることはないためあまり心配はないです。
しかし、もし中古でiPhoneを購入した際などに通信ができない場合はSIMロックが原因の場合もありますので一度確認されることをおすすめします!