冬の間、多くなる故障が「朝起きるとスマホが動かない！」と言うものです。
この症状、色々な原因が考えられるのですが、最も多いのは寒さによるバッテリー機能の低下によるもの。
冬、特に夜は冷え込むので、体だけでなくスマホも温めることも重要です！
なぜスマホを冷やすとよくないのか
なぜスマホを冷やしてはならないのかというと、バッテリー機能が低下してしまうからです。
ではなぜバッテリーが冷えると機能が低下するのかというと、その原因の一つはバッテリー内部で発生している化学反応にあります。
バッテリーの内部では、電解質と言う液体の中でイオンと電子が動いておりこの二つが結びつく事で電力が発生しています。
バッテリーが冷えると、電解質も冷え、粘度が高まることでイオンと電子が動きづらくなり電力の発生量が落ちてしまう、という訳です。
電解質の粘度については、電解質に限らず、液体は温度が下がることで粘り気が強くなる性質を持っており、例としては油がイメージしやすいかもしれません。
ともかく、そういったことが原因で寒さはバッテリーに良くない訳です。
※iPhoneの7以前など、金属のボディを持つ端末はそれ以外に比べて非常に冷えやすくなっています！古い端末はさらにバッテリー自体も弱っているので要注意です。
冷やして動かなくなるともう戻らない？
朝起きて動かなかったからもう動かないのか、というとそんなことはございません。
車などのバッテリーがそうであるように、この場合も立ち上がる為の電力が足りていないだけ。
端末をゆっくり温めてから充電すれば多くの場合は復活しますし、寒さによって低下していたバッテリーの電力も回復します。
ですが、絶対に戻るという訳でもございません。
そもそも原因が寒さによるバッテリーへのダメージによるものではなく、液晶画面へのダメージだとか、気が付かないうちに水没していたという事もありえます。
バッテリーが問題の場合でも、完全にバッテリーが死んでしまっていることもありますので、冷えて動かなくなるいわゆるバッテリー上がりはあくまで原因の一つかも程度にお考え下さい。
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